競り上げるということ

競り系の、例えばモダンアートのようなゲームにおいて、「競り上げるプレイヤーが支払うのは差額である」ということが見逃されることがあります。そこそこの頻度で。
プレイヤーAの持ち物aにプレイヤーBが20の値をつけたのをプレイヤーCが23に釣り上げた場合、プレイヤーCは誰にいくら支払うのか。決して難しい話ではなくて、彼が競り上げなかった場合を引き算すればよいのです。引き算の結果:

  • プレイヤーAに3
  • プレイヤーBに20-a

を支払って、プレイヤーCはa-23を得る(という提案をする)。もちろん、aの価値がプレイヤーごとに異なることはありえますが、それを脇に置くとこういうことですよね? こうなっているから、open auctionでは高値になりがちなのだと思います。
「あいつはプレイヤーAに23も支払いやがった」みたいなことを言う人が多すぎるんじゃないかしら。