モダンアート

モダンアートで遊びました。経験はたっぷりあるはずなのに、このゲームの説明が苦手です。

頑張って説明しても、説明された人は競りの種類に気を取られて相場がわからないままになってしまい、そのままゲームが終わってしまうのです。

そういう目に遭った方々の何人かはここを読んでいると思われるので、罪滅ぼしに相場の基本的な解説を書きます。

プレーヤー間の取引は買い手の利益と売り手の利益のバランスで成り立っています。

後で30になる物を29で買ったとする→買い手の利益が1で売り手の利益が29→売り手の利益が高すぎる→買い手はもっと低額で買うべきだ、みたいな感じです。
ここまでは妥当な推論ですが、「だから、買い手の利益と売り手の利益が釣り合うところが適正価格だ」と思ったプレイヤーはほとんど買えず、大差で負けてしまいます。このプレイヤーは何を見落としているのでしょうか?

考えやすくするために、理想化を行います。5人プレイであなたは買い手、誰が見てもシーズン終了時に30に換金できる絵が売りに出ていて、ここまで全プレイヤーが同額稼いでいる、としましょう。この場合、さっきのプレイヤーは、この絵は15が適正価格だと思うでしょう。

でも、このプレイヤーが売り手を終えてから次に売り手になるまでの間、ほかの4人全員がそのような絵を売りに出したら、どうなるでしょうか?

本当に15が適正価格だったとすると、このプレイヤーは4回とも15程度の額で買うことができるはずです。そうすると、このプレイヤーは4回の競りで60くらい稼ぎますが、ほかの4人は15ずつしか儲かりません。つまり、適正価格は15よりも高いのです。

この考え方を少し進めると、この場合の適正価格が24だとわかるはずです。

3/30追記

間違えている気がして考え直しています。明日、別エントリーに書きます。
もう少し高いはずだ、とか、同じ30でもシーズンが違えば相場も違う、とか、そういう感じです。
定性的に(「プレイ人数が多いほど他プレイヤーの利益減少より自分の利益増加を優先すべきだ」とか)書かなかったのが間違いでした。

続きを書きました

id:Koba-L:20080331 に続きがありますが、ヘタレています。